『LIFE SHIFT』まだやってるの?3ステージ人生
「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」 リンダ・グラットン著
読んでよかった。いろいろ考えさせられる。
まだ3ステージ人生で生きるつもりなの?やばいよ? 頭ぶん殴られた気分。
うすうす感づいていましたよ。このままじゃやばいなって。
なんだろう。うん。生きねば。
なぜこの本を手に取った?
ジャケット買い。今の生き方にぼんやりとした危機感・焦りを感じる中で書店をウロウロしていたときに、発見(『WORK SHIFT』を。これもグラッドン著)。
もともとWORK SHIFTは読んでみたいな。という思いがあるまま買わずにいた。
そのWORK SHIFTの隣りにあったのがこの本。
こちらの方が新しいのと、ジャケットが気になったのでLIFE SHIFTを購入した。
ふと、SHIFTしたいのはWORKと言うより生き方(LIFE)だよな。が、頭をよぎった。
読み終わって
生きる。何を「大切」にして生きるのか。
自分の「アイデンティティ」を形作っていかなければ。
向き合うべきは「自分」。
多分、好きなこともぼんやりとある。大切に思っていることも、ぼんやりと。
ただ、そこに「はっきり」としたものを見いだせていない。
まずは、自分との向き合い方を模索する。
※ということでまずは「日記」を付ける習慣を始めてみた。
※このブログもその一環。
本の中身
100年ライフ
これからは人間は平気で100歳を生きるようになる。
こうなると、これまでの3ステージ人生に待ち受けるのは概ね「厄災」である。
3ステージ:①教育→②仕事→③引退
なぜならば、生きるためにはお金が必要なもんで、「仕事」の期間が長くなりすぎる。
「仕事の期間が長くなる」=「過去の知識が仕事で役に立たなくなる」
常に知識のアップデートを行って行く必要があるし、資金計画も大事。
来るべき未来を予期し、然るべき準備をして、「厄災」ではなく「恩恵」を享受しようではないか。
「新しい人生のシナリオ」 3.5~5.0ステージ人生
新しい人生のシナリオを描き100年ライフを「恩恵」とするためのポイント。
- 自分の本質を理解する(アイデンティティ、私はどういう人間か)
- 受け身を脱し新しいステージに踏み出す(変身の覚悟)
- 資金計画は周到に
「私はどういう人間か」。そもそもこれがないとシナリオにならない。
これが自分の物語の根幹になる。
- 多くの人とのつながりにより、「多様性」を得ること
- 「ポッセ」を見つけること
- 「手本」を見つけること
- 時には「日常から切り離した」経験をすること
- 他人に意見を求め、一歩下がった目線で内省すること
マルチステージ
自己効力感・自己主体感をもって(受け身を脱する)、ステージを選択、組み合わせてシナリオを描いていく。
自分を再創造する時間を持つこともポイントになる。
お金の考え方
上記のステージを乗り越えるには、「貯蓄」も必要。
金融知識は、自分の仕事と同じくらい大事に捉えて学ぶべき。
リスクと利益を考えながら分散投資する。
最後に
今、3ステージで生きることを思い描いている人には、結構重い本だと感じた。
ただ、こうなる未来もありうるという意味で一読の価値はあるかな。
短く生きるにせよ、長く生きるにせよ、「私はどういう人間か」を考えるのは大切なこと。
※自分はこれまで曖昧に過ごしてきたけれども。。。
今の自分の状況に応じて読むポイント、深掘りポイントが変わるので、再読は必要。