NHKスペシャル「大往生~わが家で迎える最期~」

この番組はちゃんと見ておいてよかった。

目が離せなかった。

齢も30をこえ近しい親戚も亡くなる機会が増えてきた。 これからも増えていく。

この番組では『リアルな死』を感じた。 家族に看取られる。 というよりも、「家族が看取る」ことの重さ、そして大切さを感じられた。

今は両親ともはなれて、新しく家族をつくり暮らしているが、どうやっていずれくる状況に向き合うか。腹を割って話す機会を作らなければいけないと強く感じた。

この番組での出演は小堀鴎一郎医師。 患者さんだけでなくその家族のことも考えたケアをされるかたのようで、大変素晴らしい方だと感じました。 本音を正しく言葉に乗せて伝える。 日々忘れないように精進したい。 本も出されているようです。

死を生きた人びと

死を生きた人びと

書評:人工知能は人間を超えるか

人工知能は人間を超えるようだ

嘘八百のようなAIという言葉が躍る中で本物と偽物の見極めをきちんとできるようになりたいと思い購入。ちょっと前にAI白書も流し読みしたが、初心者にはこちらの書籍の方が格段に読みやすく入り込みやすかった。こういった書籍あたりから始めて、踏み込んだものにステップアップしていくとちょうどよかったのだろう。読む順番を間違えた。

  • とはいえ、それはまだまだ近い未来ではない
  • まだ現時点ではAIというには未熟
  • そもそも人工知能の定義も定まっていない
  • かなりブームが来ているがこのブームは第3次ブーム
  • ここからシンギュラリティのような技術革新が起こるかは丁半博打
  • 博打ではあるがこれまでのブームの中では最も筋がいいといえる
  • ディープラーニングにより「特徴表現学習」ができるようになったことは大きな進歩
  • 「学習」とは「分ける」こと

日本における人工知能の課題

日本における人工知能の課題として以下5つが大きなトピックとして挙げられている。「データの量」もしくは「データの質」いずれかがものをいうのは間違いない。

  1. データ利用に対する社会的な受容性

  2. データ利用に関する競争ルール

  3. モノづくり優先の思想

  4. 人レベルAIの懐疑論

  5. 機械学習レイヤーのプレイヤーの少なさ

如何にニーズのある個所に対して適したプラットフォームを構築できるかが結局はカギになってくるので、プラットフォームに弱い日本は厳しいよね。と思っていたらビッグデータの独占も独禁法に当たらないのかが議論され始めているようだ。明確に「データ」は「資源」となった。システム化する際も囲い込み前提ではなく、個人情報等のセキュアな情報とどうやってデータを切り離して流通させるかを前提で設計する必要がありそうだ。 とわいえ、産業向けなどのエッジに近い部分(汎用化ではなく特化型AIの場合)ではそこまでシビアに考える必要はないのかもしれない。

NHKスペシャル「被曝の森2018」

被曝の森で考える原子力発電

2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故から7年が経過。今の福島がどうなっているのか?「放射能のダム」となった「森」に焦点を当てながらこれまで続けられれた研究内容を伝えるものだった。

7年の中で被災地域で復興をかけ強く生きる方々のドキュメンタリーなどは何度か目にしていた。ある意味そういったポジティブな側面だけしか目にしていなかった。日本に、地球に、根深く影響を呼ぼし続ける放射能と、そして元凶である原子力発電のリスクとどう向き合うべきなのかをもう一度考えるいい機会になった。

帰還困難区域で起こる放射性物質の循環

5年間を経過してもなお、年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれのある、現時点で年間積算線量が50ミリシーベルト超の地域。意外なことに放射性物質による地下水の汚染は起きていない。それは地下水脈に到達するまでの「森」が放射性物質を蓄積しているためだった。 その森では放射性物質の90%を土壌が蓄積している。その土壌で育つ木々や食物はカリウムと誤ってセシウムを吸収する。食物連鎖により放射性物質は循環し続ける。半減期を待つかこの土壌自体をはぎ取らない限りは除染はなしえない。枯葉の回収や間伐による効果は薄い。それほどに除染は重いことだ。

脱炭素と原子力発電所

脱炭素革命がビジネス的にも大きな潮流となりつつある。そのなかでCO2を減らす手立ては今の日本では有効な代替手段として「原子力発電」しか持ちえない。再生可能エネルギーについては欧州・中国がかなり先行しているので日本での高成長はあまり先が見えない。おそらく大体になるとしてもかなり時間のかかる中で中継ぎとして原子力は活用されるのだろう。それでも脱原発はかならず達成しなければいけない。そういう意識をもってどうエネルギーを消費するかを「意識して」生きていく必要がある

脱原発のためにできること

エネルギーも地産地消していくことに興味がある。今住んでいるところの近くだと「ほうとくエネルギー」。賃貸だからうまくいくかわからないけど、ここに切り替えられるかを調べてみる。

www.houtoku-energy.com

映画評:2001年宇宙の旅

最近のAIブームに触発されて初めて鑑賞。HALの原点。

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)
 

 

AI視点から入ったからどうしてもHALに目線がいく。公開が1968年代だから第1次AIブームの後期か。まだトイ・プログラム程度だった技術レベルの状況から「コンピュータが自分の判断で人を殺す」という未来に目を向ける、先を見る力、想像する力に本当に驚嘆する。とてもいい刺激になる。

 

ただ、HALも悪意から人を殺したのではない、「自分の命」を守るための自衛手段だった。しかもその状況に陥ったのは「人からの命令により人をだます」ことから生じた綻びが発端だった。しかもHALはボーマンに対して「隠された意図」があることを示唆するような、ある種優しさともとれる言動を見せている。

嘘を隠すための嘘が疑念を呼び、信頼関係を損ね殺し合いに発展するという人間ドラマだった。HALが停止させられるシーンはかなり、胸に来るものがあった。

 

これから先、人工知能を持ったロボットとの共存はかならずやってくるわけで、その時に人間がロボットに対してどう認識すべきかを考えるいい機会になった。

どんな状況下においても誤った判断をしないという人工知能は生まれない。完璧な人間は存在しないから。その大前提を誤解していくことなく共存していける社会になるといい。

そもそもエッジ側で特化したラーニングが進むはずだから、みんな同じ結論を出すAIばかりではなくなるし。

 

#冒頭はほんとにプレーヤーがハングアップしてるのかとおもった

#ヒトザルがリアル

#全体としてはほんとに難解

#休憩!!

映画評:Ghost in the Shell ハリウッド版

Amazon プライムで 鑑賞。 

 

ハリウッド版は原作等々とは感じは違うけど、これはこれで面白くてすき。

ストーリーが単純明快なので2時間ですっきり見れる。原作のテーマの上澄みだけさらっとな感じだけど。でも映像がかっこよすぎる。

 

サイバーパンクが気持ちいい。サイバネティックスとか電脳とか、ホログラム広告 が立ち並ぶ街並み 近い未来にも思えて怖い一方でワクワクする。こんな街並みが最初に見れるとしたら中国なのかな、やっぱり。日本じゃまずないな。

 

人間が死なない世界を目指し続ける限り ゴーストインザシェルの世界はやってくる。 ゴースト=魂のあり方を問う映画。人間がいくら進化しても なぜ生きるのかという問いは普遍。

 

その他思ったことをぽつぽつ

・野良犬が本物だと安心する 少し間違えると野良アイボとかそんな未来もあるのかもしれない

・人間が死なない(死にづらい)社会がやってくると 増え続けるから狭いスペースに生きなければならない から、九龍城砦みたいなんは結局できるんだろな。それか、マトリックスみたいになるのか。

 

#北野たけしは攻殻機動隊ちがう。アウトレイジや。

#バトーさんの声が好き(大塚明夫)

#バトーさんは目が大事

#おもったよりバトーさんがヤンキー

#スカーレット・ヨハンソンめっちゃいい。あんたが素子や。

 

『LIFE SHIFT』まだやってるの?3ステージ人生

「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」 リンダ・グラットン著 

 

読んでよかった。いろいろ考えさせられる。 

まだ3ステージ人生で生きるつもりなの?やばいよ? 頭ぶん殴られた気分。

うすうす感づいていましたよ。このままじゃやばいなって。

 なんだろう。うん。生きねば。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

なぜこの本を手に取った?

ジャケット買い。今の生き方にぼんやりとした危機感・焦りを感じる中で書店をウロウロしていたときに、発見(『WORK SHIFT』を。これもグラッドン著)。

もともとWORK SHIFTは読んでみたいな。という思いがあるまま買わずにいた。

そのWORK SHIFTの隣りにあったのがこの本。

こちらの方が新しいのと、ジャケットが気になったのでLIFE SHIFTを購入した。

 ふと、SHIFTしたいのはWORKと言うより生き方(LIFE)だよな。が、頭をよぎった。

 

読み終わって

 生きる。何を「大切」にして生きるのか。

自分の「アイデンティティ」を形作っていかなければ。

向き合うべきは「自分」。

多分、好きなこともぼんやりとある。大切に思っていることも、ぼんやりと。

ただ、そこに「はっきり」としたものを見いだせていない。

まずは、自分との向き合い方を模索する。

※ということでまずは「日記」を付ける習慣を始めてみた。

※このブログもその一環。 

 

本の中身

 100年ライフ

 これからは人間は平気で100歳を生きるようになる。

こうなると、これまでの3ステージ人生に待ち受けるのは概ね「厄災」である。

3ステージ:①教育→②仕事→③引退

なぜならば、生きるためにはお金が必要なもんで、「仕事」の期間が長くなりすぎる。

「仕事の期間が長くなる」=「過去の知識が仕事で役に立たなくなる」

常に知識のアップデートを行って行く必要があるし、資金計画も大事。

 

来るべき未来を予期し、然るべき準備をして、「厄災」ではなく「恩恵」を享受しようではないか。

 

 「新しい人生のシナリオ」 3.5~5.0ステージ人生

新しい人生のシナリオを描き100年ライフを「恩恵」とするためのポイント。

  • 自分の本質を理解する(アイデンティティ、私はどういう人間か)
  • 受け身を脱し新しいステージに踏み出す(変身の覚悟)
  • 資金計画は周到に

 

「私はどういう人間か」。そもそもこれがないとシナリオにならない。

これが自分の物語の根幹になる。

  • 多くの人とのつながりにより、「多様性」を得ること
  • 「ポッセ」を見つけること
  • 「手本」を見つけること
  • 時には「日常から切り離した」経験をすること
  • 他人に意見を求め、一歩下がった目線で内省すること

 

マルチステージ

自己効力感・自己主体感をもって(受け身を脱する)、ステージを選択、組み合わせてシナリオを描いていく。

自分を再創造する時間を持つこともポイントになる。

 

お金の考え方

上記のステージを乗り越えるには、「貯蓄」も必要。

金融知識は、自分の仕事と同じくらい大事に捉えて学ぶべき。

リスクと利益を考えながら分散投資する。

 

最後に

今、3ステージで生きることを思い描いている人には、結構重い本だと感じた。

ただ、こうなる未来もありうるという意味で一読の価値はあるかな。

短く生きるにせよ、長く生きるにせよ、「私はどういう人間か」を考えるのは大切なこと。

※自分はこれまで曖昧に過ごしてきたけれども。。。

 

今の自分の状況に応じて読むポイント、深掘りポイントが変わるので、再読は必要。

ヱビス with ジョエル・ロブション 余韻の時間 チューリップグラスがうまい

要約

  • チューリップ型のグラスがよさげ
  • 香り、呑口はとてもクリア(香り自体は控えめ)
  • 少しだけ苦味が強めだが、コクがバランスを取っているので丁度いい
  • 苦味・コクが余韻として続くのでゆっくり飲んだほうがうまい
  • ジョエル・ロブションシリーズはやっぱり美味しいと思う

 グラスの形

①ワイングラス(ブルゴーニュ)、②プレモルグラス、③チューリップグラスの3種類で試してみたけど、③チューリップグラスが一番香りと味わいが出て美味しかった。
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①、②のグラスは、どうしても最後に麦臭さが強く出てしまう。

最初の香りはいいんだが、最後の匂いとバランスが取れないのが残念。

無理にワイングラスで呑まないほうが、美味しい気がしてきた、今日此の頃。

いろいろ実験してみよう。

 

おつまみに

この感じやと、別に何もなくてもいける気もするけど身も蓋もない。

「ちょっと厚めにきったロースハムに、ハニーマスタード添えたやつ」。

うまそうな気がする。やってみよう。

※今日はローストポークだったので、少しソースの味が強かった。

 

 リンク

エイジゲート | サッポロビール